「勝手に言っとくわ」

反吐と喜びを出していく。

ファイナルファンタジー

フリースタイルダンジョン Rec7-1 6月7日 感想

※ ニワカが勝手に書いているブログなので、不快に思われたらブラウザバックお願いします!
SAMくんとR-指定上手すぎィ!!


というわけで前週に引き続き「戦極ライマーズ(9for,MC KUREI,SAM)」の挑戦。
2on2でCHICO&漢を粉砕。1on1ではよく分からないけど隠れモンスターTKda黒ぶちが負けました。
で、3on3ですね。正直SAMが1on1で出てきた用に4th BATTLE ROUNDまでR-指定とっておくかなとおもったんですが、同じ栃木繋がりで叩けるということでDOTAMAが4番手に回りましたね。
なので、3on3はT-Pablow,サイプレス上野,R-指定が出てきました。 
ブログ出だしからSAMとR-指定のスキルのウマさに「うぇえww」と何度も声が出てイきました。
ただ言っておきたい。T-pablowと9forもメッチャクチャ上手い。T-pablowはビートアプローチは賛否両論ある独特な乗り方ですが、ライミングスキルがすごい。ネタだとしてもネタと感じさせない。そして、9for。アンサーがオシャレ。先週もこれ書いた気がする。あと引き出しが増えれば頭一つ抜きでそう。

さて、バトルの内容に移ります。モンスターが登場した後、戦極ライマーズの面々はそれぞれの位置に配置しだしました(笑) 審査員席前にMC KUREIがついてT-pablowを指名、バトルステージのロード中間に9forがついてサイプレス上野を指名、バトルステージにSAMがついてR-指定を指名。
なお、R-指定が「順番を守ろう。やる前から体位を決めるSEXはない。」とSEXを語って諭します。
直後にZeebraさんから「お前いつからSEX語れるようになったんだ」とすがさずツッコミを入れられました。いいじゃん!R-指定はちゃんとプロじゃない女とヤってんだから!(笑)

3RD BATTLE STAGE ROUND1 Beat:Party People/Nelly,Fergie


<モンスター:1ターン目>
サイプレス上野:
韻とか韻とか韻とかいいわ 俺が好きな女は淫乱
9for調子がいいな でも残念 ここで死んだ


R-指定:
自分でよ 自分で体位とか場所決めといたくせに後攻とんのかお前ら 無茶苦茶に矛盾してるぞ
ネタくさいライムばっか 9forのマイナス1で(コンプラ)振りかけてやろうかテメェ臭えんだ馬鹿野郎
(※ 9forのマイナス1と臭いというワードからこのコンプラは8×4(エイトフォー)かな?あとの9forのバースでこのコンプラに2を足して10にしてることからも可能性は高そう。)

<チャレンジャー 戦極ライマーズ:1ターン目>
9for:
まあ(コンプラ)かけられてもピースサイン足してもらえれば10になるから天に飛び立とうぜ
それかサ上さん ただのおっさんだ 勝っちゃってよっしゃっしゃーす

MC KUREI:
いやR君 そうやってなんか風俗で童貞卒業した事でセックス語るんすかちょっと面白いっすね

(ここで戦極ライマーズの連携ミスで1バースほど無言が続く)
9for:
揚げ足ばっかで頭皮もメッキも禿げてきてます

<モンスター:2ターン目>
R-指定:
おいおいテメェら 風俗語るくせによ途中で詰まってんじゃねぇ 詰まるなつまらないことは言うな
つまり俺は風俗に金払ってんじゃねえそれも全部バトルで稼いだ金だ
お前らとは格が違うんだボケが

T-Pablow:
あれ?つまらくない?韻しかないならつまらなくない?
俺フロウで魅せるタイプなんだけど即興でやってくだけなんだけどね
これ早口じゃなくてフロウって言うんだよ分かるか?お前らとの違い魅せてく
これはEasy Game 異次元に連れてくお前らのBGM


<チャレンジャー 戦極ライマーズ:2ターン目>
SAM:
早口すぎてつまらない アンダーグラウンドレペゼン モグラたたき
夢見心地 胸に誇り 韻の形 Rさんスパッ いっちょあがり
半年間 牙は研いできた レペゼンアンダーグラウンド 地下のユートピア
安すぎるライム ミラノ風ドリア 俺のVerseだみんなぶっ飛びな


<モンスター :3ターン目>
サイプレス上野:
まず まずまず最初にいたのにどこ行ってんの寂しいよ
ミラノ風ドリア こいつら激安の(コンプラ)


R-指定:
(コンプラ)とかいいけど お前磨いてきたのは爪じゃなくて牙 分かるか
爪や牙 磨いてもどうせ付け焼き刃 だから1回練習しに来い俺達の地元梅田にな

<チャレンジャー 戦極ライマーズ:3ターン目>
9for:
梅田にな 付け焼き刃 ほらスキルがあるから胸張ります
そこのとこで付け焼き刃 下ネタじゃなくてさ腕だしな


SAM:
これが付け焼き刃 俺らが100万獲る目に焼き付けな
アンダーグラウンド 日向と日陰 マイク持ったなら後ろにゃ引かねぇ


<終>
この勝負はSAMとR-指定の1on1みたいになってますね(笑) ライムと内容がこの2人だけ段違いに高い。T-Pablowはもう少しバースを与えてもらえれば叩けたでしょう。与えられたバースが少ない中でフロウだけでも違いを魅せようとするあたりT-Pablowの地力の高さがうかがえますね。

あと、SAM君「地下のユートピア」と「ミラノ風ドリア」で踏んでいましたが、目の前の敵R-指定の音源のリリックをサンプリングするとは(笑) 。CreepyNutsの「中学12年生」のリリック「皆のユートピア ミラノ風ドリア」から来てるんでしょうね。SAM君は戦極16章でも呂布カルマに向かって「ハートはチキン 名古屋コーチン」で攻めてましたね(FSD4月15日放送回 呂布カルマvsR-指定参考)。
オリジナリティのない韻ばっか使うな!という彼らのスタンスの中でSAMくんは結構サンプリングしますよね。前週だと緑の葉っぱとピコピコハンマーのラインとか。リスペクトするとこはリスペクトって感じなんでしょうか。
 
さて、判定はモンスター3票(いとうせいこう,AFRA,KEN THE 390) 
チャレンジャー2票(LiLy, ERONE)
ERONEがチャレンジャーにあげた理由の解説がよく分からない(笑) モンスターの余裕感は多分サイプレス上野の印象が強すぎたんでしょうかね。チームの連携としてはどっこいどっこい(どっちかというとチャレンジャー側は詰まっちゃったのでモンスター側優位)なので、個々でどうだったのかが勝負の方が大事でしょう。そこでR-指定とSAMがメッチャクチャ上手かった。なんというか、大将戦って感じ。
2ターン目最終バースR-指定の爪と牙と付け焼き刃のライミングがいい味だしてますが、SAMの3ターン目の最終バースも上手かったし・・。やっぱり勝敗を分かつのは「チーム」なので、どちらかというと連携ミスがあったチャレンジャーが不利だったのかなと。

さて、2ROUNDなんですが、R-指定の「親指Thumb(SAM)は下に向く」がモンスター側の最終バースとして落とし込まれていなければ9forに雰囲気全て持っていかれてチャレンジャーのクリティカルになっていたでしょうね。R-指定さまさま(笑)。

3RD BATTLE STAGE ROUND2 Beat:BattleBeat Yokohama 3R夢mix/BEAT奉行

<モンスター:1ターン目>
R-指定:(1バース目からこのライミングはバケモン)
マイク持ったら後ろには引かねぇ むしろ修羅場だぜ 武士の深情けで斬るみたいなもんだ
お前色んな定型文みたいなラップしてたら呪いのチェーンメール送ってやろうかボケが


T-Pablow:
あとお前MC KUREI 俺とやるって言ってたのにビビってあっち行っちまってよつまんねぇな


R-指定:
しょうがないだってKUREIだったらハリボテじゃなくて紙粘土
お前にハリセンボン与えてやろうかボケが


<チャレンジャー 戦極ライマーズ:1ターン目>
MC KUREI:
ハリセンボン それか吊り天井 首根っこ お前のスキル マジまるでシュミテクトみたいに白くしちゃうぜ
歯磨き粉 足場にも だけどこの場所 お前の負け試合が始まるよ

SAM:
またハリセンボン こちらロロノア・ゾロだぜ大剣豪
当たり前 俺も後ろは見ない Rさん思ったより口ほどにない


<モンスター:2ターン目>
サイプレス上野:
シュミテクト コイツらのラップは趣味ですよ
バトルのプロ 間違えんな 履き違えんなよ9forどこだ?
小さくて見えない 成長期 挨拶もありがとう

(ここで9forがぴょーんって笑顔で飛ぶの可愛いくてワロタ)
お前のその白い目 マジで真っ白にしてやるよ漂白(コンプラ)

<チャレンジャー 戦極ライマーズ:2ターン目>
MC KUREI:
数々言ってるけど 俺と誰やっても関係ねえぞ 9forにファイティングポーズ(※)しっかりとしてる
サ上のお口に南京錠

(※:ファイトにしか聞こえないけど南京錠で踏むのでこう言ってることにします)

9for:
南京錠 南京錠 フリースタイルダンジョン制覇して皆勤賞もらうぜ
シューズはいつもナイキ色 マイクがハンマーならマイティ・ソー

<モンスター:3ターン目>
T-Pablow:
そうそう皆勤賞 俺達はいつもフロウしてる 最新フロウでやってくだけだ
俺がやってくだけ この場所で お前達はつまんねぇ逃げてるばっかで焦点が合ってねぇ

R-指定:
分かるか?つまりはお前らがうだうだしょうもないことを言ってるがな
俺は勝利にしがみついてんじゃない 勝利が板につく
この場合親指Thumb(SAM)は下に向く


<チャレンジャー 戦極ライマーズ:3ターン目>
SAM:(アンサーが見事)
SAMは下に向くわけじゃないぜ 牙を剥いて一皮むける
当たり前 そういうのクソキライ さした兆し 一点の曇りなし

9for:
板についてるけども コイツらのディスは立て板に水って事で大丈夫ですか?
この差くたばれ馬鹿 髪の毛見てても砂かけ婆

<終>

3ターン目で全てが決まってしまった試合。R-指定vsSAM&9for という1on2の構図(笑)
R-指定の「この場合親指Thumb(SAM)は下に向く」という渾身のラインをSAMが「SAMは下に向くわけじゃないぜ 牙を剥いて一皮むける」という「むく」を掛詞としたアンサーで反撃します。極めつけは9forの「板についてるけども コイツらのディスは立て板に水って事で大丈夫ですか?」「この差くたばれ馬鹿 髪の毛見てても砂かけ婆」のライン。9forの言い回し的にすごい揚げ足とった感ありますが、「立て板に水」を誤用しています。本来のちゃんとした意味だと9forは褒めラップになっちゃいますね。立て板に水とは「すらすらよどみなく話すこと」という意味です。彼が誤認しているであろう「無意味なこと」という意味はありません。でもお客さんも審査員も誰も気づいてないので揚げ足とったパンチライン感満載です(笑)。9forの上げ方が上手いんですねこれは。ただまぁその後の砂かけ婆もなかなかなディスです。R-指定も笑ってました。
さて、判定としてはこうした会場ほぼ全員の誤認もあってか
モンスター1票(KEN THE 390) チャレンジャー4票(いとうせいこう,AFRA,LiLy,ERONE)
とチャレンジャーが大きく優位にたちました。なぜKEN THE 390がモンスター側にあげたかはよく分かりませんが、恐らくこの9forの誤用による「ディスりが褒めラップになってしまっている」に気づいている可能性があります。あとはR-指定のスキルの高さでしょうか。ただこのバトルにおいては同じくしてスキルではSAMも拮抗したレベルにあったと思うので、差がつかないように思いますが・・。

3RD BATTLE STAGE 3ROUND Beat:PelleLife/NALLY&MOITO

動画0:37以降がバトルに使われていたビートになります。

<モンスター:1ターン目>
サイプレス上野:
泣いても笑っても第3ラウンド 9for 裏でタイマンやんぞ
体感温度 やっと温まってきて最高


T-Pablow:(このゆっくりビートに1小節に早口で1文という乗り方は凄い勇者。間が怖くないのか)
お前 ビビってるぜ自分自身に
ビート上が俺の私有地
音に乗るだけ自由に
未だにチューニングは思春期

(1行毎改行しているのは、1バースにこれだけしか言葉乗せないビートアプローチで、どれだけ変わったビートアプローチをしているかを伝えるためです。こんな乗せ方あるか・・。)

<チャレンジャー 戦極ライマーズ:1ターン目>
9for:
コイツが思春期だって?俺はリズム変わって自分勝手はめ込む言葉四十八手
誰?相手にならないT-Pablow すぐさま死んじゃうよ すぐさま死んじゃうネタ暴くぜ古畑任三郎

SAM:
古畑任三郎 2文字3文字 韻がクソ そりゃ死んじゃうよ ダメじゃない 
青春 青い春 余裕 遊び出す 遊び出す 同じ 俺ローカルをレップ
音楽のセンス バッチリ見せる 燃やすライム これポートガスDエース

<モンスター:2ターン目>
R-指定:(ビートの乗り方もライミングも変態。ヤバイ)
お前が古畑だったら白色の振る旗 分かるかな
自分勝手に奇襲作戦 四十八手なって沈んじゃってるのお前ら
分かるか こうやってラップやるもんだ 
シメろ シメろ サイプレス上野 かましてやれよ アッ終わったわ

サイプレス上野:
T-Pablow かませ


T-Pablow:
(サ上のキラーパスでバタバタオシャレな韻を踏んでいくパブロに脱帽)
俺なら練るライム お前ら 俺なら即興 蹴るバース コイツら頭をぶち込む鉄パイプ
ストリート 咲いた薔薇 つまりはヴェルサイユ 
悪ぃけどインファイト ハナから違ぇんだ こちとら階級 別階級


<チャレンジャー 戦極ライマーズ:2ターン目>
MC KUREI:
お前がなんだか別階級 アイドルラッパーEXILEみたいなもんだろ ここで終わりだ
お前はモナリザみたいなもんか Po Po言ってるけれどもHo Hoしてるだけ
俺らがラップの関東選抜 余裕の表情 ダンジョン制

(このバース以降ずっとT-Pablowは正面からMC KUREIにメンチ切ってます(笑))

9for:
お前がアイドル崩壊 まるでさライブを膨大 蜂の巣状態
相手にならないな 出てくるだけ言葉だけ またもピー
ハメ方違いすぎるぜサ上さん何もさスキルが全くない


<モンスター:3ターン目>
サイプレス上野:
若いってのはいいなぁマジで 言いてぇ言葉ばっか言ってりゃそれが楽しい 跳ねるのヤバイ
若さよりも俺の大人の味がお前に伝わるだろう お前四十八手とか言ってるけど童貞野郎


R-指定:(3バース目(蜂の巣のくだり)これ即興としてかなりオシャレなアンサーですね)
おいお前らインタビュー動画みたか(客席にむけて)
誰も踏んだことない韻をとか言いながらEXILEと鉄パイプ 誰も何万回くらい踏んでる韻やんけボケが
蜂の巣だったら8っていう字を横に倒して∞(インフィニティ) 
俺は無限 このままラップしてく お前無理ゲー

<チャレンジャー 戦極ライマーズ:3ターン目>
SAM:(すかさず上手いフローと怒涛の韻でアンサーを返します。次元が違う)
そう蜂の巣状態からまたこれはNight show time 神の到来 倍のフロウから高く飛んでくライト兄弟
はるかに上空 これは危ない夜からまた爆弾じゃなくて喉元いただくサムライソウル

9for:
8を横に倒すな 人生と同じだ 中指はさ 一度立てたらバトルそれを突き通す
コイツがさ突き通す まるでさ筋を通す お前らゴミ Like a 発泡スチロール

<終>

いや、SAMくんのスキルがハンパない。。ただし、これはモンスター勝ちで文句ないですね。
どうもyoutubeだとチャレンジャー側の勝利を訴える声が大きいみたいですが。
この3on3はROUND1からROUND3まで基本的にチーム戦という名の「R-指定 vs SAM(時々9forも)」という構図でした。ROUND3でも同じく、R-指定とSAMの恐ろしいスキルのせめぎ合いが繰り広げられました。しかし、ROUND3ではこの2人以外に大きく異彩を放った存在があります。それはT-Pablowです。まず1ターン目で彼らしい独特なフロウで「どうやって乗っていくんだ!?」とハラハラさせる乗り方で入っていきました。そして2ターン目、サイプレス上野の唐突なキラーパスにも関わらず「練るライム」「蹴るバース」「鉄パイプ」「ヴェルサイユ」「別階級」と怒涛のライミングラッシュ。これは驚かざるを得ません。2人に劣らないスキルの高さを見せつけられました。
バトルでずっと気になってたのですが、MC KUREIは一人終始バトルの中の違う方向に飛んでいっちゃてる気がするんですよね。一人だけ議論の向きが違うというか。内容がバトルに噛み合っていない。特にT-Pablowをブチ切れさせた「アイドルラッパーEXILE」というディス。EXILEはアイドルでもなければラッパーでもないので、これは本当に的はずれなディスではないでしょうか。
9forはR-指定に餌をまいてしまった感じですよね、ROUND3。相手の言葉を拾ってのライミングとアンサースキルがかなりのレベルにある9forには今後期待ですね。

ROUND3はR-指定vsSAMが互角だったとすると、モンスター側を優位に立たせたのがT-Pablowです。サ上さんとMC KUREIはあまりバトルに入ってこなかった感じですね。9forのディスも今回はヒットしていなかったので、T-Pablowにスキルで溝を開けられた形です。なので、(R,パブロ)2−1(SAM)でモンスター側の勝ちということで問題ないように思えます。

実際のジャッジは
モンスター3票(いとうせいこう,ERONE,KEN THE 390)
チャレンジャー2票(AFRA,LiLy)
でモンスター側の勝利となっています。

さて、近々晋平太が来るらしいですね。先週のFSD感想のブログでの漢さんのバトルでの一幕「だけど陰口じゃねぇぜ今日は堂々白昼堂々ディスる出番 」(※ 深読みかもしれないですけど、陰口じゃない 白昼堂々ディスる はこのRecに晋平太が来ていることを言っている可能性が微レ存・・?)

と、書き込みました。

来ましたね。VTRでの決めゼリフは2010年UMBでR-指定相手にかましたあの部分。

来週はとりあえず梅田サイファーとして不完全燃焼に終わったPekoがやってくるみたいです。
LIVEはHI-KING TAKASE「走って掴んだマイクで上げる」
MONSTER VISIONの収録風景、漢&R-指定編でした。もう配信されてますねこの曲。

最初から最後までゆとりがFFⅣをプレイした感想

シリーズ屈指の難ゲー、その難易度ゆえにクレームが多すぎてイージータイプも発売されたFINAL FANTASY Ⅳ をSFCでプレイしました。DS版リメイクはもっとクソらしい。

SFC第一作目ということで、隊形やアイテム整理、装備の操作が非常に面倒くさかったです(笑)
よく見るFFⅣの難点として他に「ジョブの自由さが全くない」ですが、あまりそこは気になりませんでした。ただ、今までFFⅤが思い出補正勢から神作扱いされていることに疑問を感じていたのですが、FFⅣをやった後だとその気持ちが分かりますね。FFⅣは色々ひどい(笑)。これの次回作がFFVだとタイムリー勢は楽しかったんじゃないですかね。ジョブの幅が広い。でもキャラの個性は失われた。

パーティの入れ替わりが激しい、離脱多すぎ!!離脱したメンバーの装備は戻ってこない!
カイン裏切りすぎ!!!死ぬ死ぬ詐欺多すぎ!!!バックアタック多すぎ!!不意打ち多すぎ!!
パロム、ポロムちゃん達が石化で離脱(後に何故か石化が解けてゼロムス戦で助けてくれる)。テラがメテオ放って無事死亡。ヤン死亡(詐欺)。シド死亡(詐欺)。フースーヤすぐ離脱。
ヤンに関しては装備品まで売ってるのに離脱しやがった。道中で唐突に出会ったエッジとかいうドット絵が顎ひげの忍者にお株を奪われる始末。まぁエッジのが強いんですけどね。
一番腹が立ったのはカイン。何が「おれは しょうきを とりもどした!」だよ。しかもエッジに「また裏切るんだろ?」って言われたら「その時は斬ればいいだろ」って。そういう問題じゃねえよ!!
序盤から裏切りまくりな彼、「ゼムスに操られてたんだからしゃーない」とはならない。コイツ、セシルとローザに嫉妬していたので割りとゼムス側に立つのは乗り気だった!!

セシルにもローザにもエッジにも糞カインにも特に感情移入することがなかったんですが、唯一FFⅣで好きなキャラクターはリディアちゃん!
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リディアちゃん、初登場時はセシルに街を燃やされて生き残ったロリ・・幼女でした。ただ、テラにかなりのポテンシャルを秘めた魔法使いだと評されていました。リヴァイアサンによる津波でパーティがはぐれた後、セシルが行き着いたミシディアで出会ったパロム、ポロムが同じ魔法使いで有能だったので、リディアちゃんのアイデンティティ崩壊かなと不安になりました。しかし、パロム&ポロムが大人の事情で石化されちゃって離脱を余儀なくされちゃいましたね。一度ははぐれたリディアちゃんですが、地底世界で「ラリホー!」が合言葉の危ない国のお城でゴルベーザに殺されそうなところを颯爽と現れて助けてくれました。その姿は、幼女じゃなくなっている!!幻獣の世界、幻界では人間界より時の流れがはやいことで、大人に成長したようです。正直、FFⅣは一番ここが燃えた!しかし、召喚士、黒魔法を極めた結果、白魔法が使えなくなってしまった大人の事情で。白魔法まで使えてしまうとローザがいる意味がないとかそういうわけではないと思います。リディアちゃんは後々エッジの母ちゃんみたいな役割を担います。エッジも満更でもないようで、エンディングではリディアちゃんにゾッコンのエッジが描写されていました。

さて、ジョブの特性みたいなのがないFFⅣでは「レベル上げ」がボスに対抗する手段になります。しかし、雑魚敵が強すぎィ!!特に幻獣の洞窟はキチガイの集まり。よつん這いのエロいクモ女によるバックアタック&不意打ち&じしん連発はクソ。レビテトしていないとまず詰む。仕方がないから召喚士が召喚するモンスターを3時間ひたすら狩り続けて経験値を30万ぐらい稼いで一気にレベル上げしました(笑)。一番投げたくなったのが幻獣バハムートとの戦闘。フレアで詰む。あとバブイルの巨人の「せいぎょそうち」。コイツ厄介すぎ。フースーヤがガ級魔法やメテオを使えるので、フースーヤ以外せいぎょそうちを倒す術がありません。「せいぎょそうち」の回復ペースが大変早いので、リディアの魔法やエッジ、セシルの物理攻撃ではどう考えても間に合わない。フースーヤはこの「せいぎょそうち」を倒すと離脱するので、フースーヤは「せいぎょそうち」絶対殺すマンとして登場しただけなのでは・・

ラストダンジョンの敵は強すぎる。特に「フェイズ」「レッドドラゴン」「ブルードラゴン」「ベヒーモス」が出て来るフロア。戦闘BGMがBattle2(通例ボス戦BGM)なのはいいんだがレッドドラゴンウザくないか本当に。ベヒーモスが可愛く見えてくるぐらいウザい。あとは「きんりゅう」2体セット。まきつくとかいう害悪技がどうしようもない。そして、コイツら倒すとラストダンジョンなんだから特に必要もないギルを大量にくれます。でも、ギルが多くもらえる理由分かりました。逃亡で落とすギルが平気で1万ギルとかいく。どうかしてるぜ!!

マジで泣きそうになったラスボス「ゼロムス」。5回全滅しました。
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全滅すんのはいいけど、セーブポイントからラスボスまでの道のり遠すぎィ!!
あとやり直す度にフースーヤとゴルベーザがゼムス殺してゼロムスに負けて元気玉イベントやらなきゃいけないのが面倒くさすぎィ!!
ゼロムスはとくに属性耐性がないので、召喚獣、黒魔法で攻撃したい放題じゃんと思ったら大間違いでした。カウンターでメテオ平気で放ってくる。リディアいる意味ないじゃん!!なので、ゼロムスにクリスタルを与える前にリディアを殺します。ゴメンねリディアちゃん・・。
そしてゼロムス狂気の技「ビッグバーン」。全体技で2000〜3000ほどのダメージを与えてきます。これをたまに連発してきます。勝てるわけねえだろ!!!裏切り者カインにジャンプさせてエッジとセシルでタコ殴り、ローザはひたすらアレイズとケアルガするマンになってもらいました。これを繰り返しているうちにタイミングがハマってカインがジャンプ中にビッグバーンされたのもあってゼロムスを倒すことができました。間違いなく最凶のラスボスですどこかのピエロまがい、英雄(笑)とは大違い。エンディングは各キャラクターのその後です。リディアは幻界で暮らしています。リヴァイアサンのジジイに下心を抱かれていました。パロム・ポロムは修行。ヤンは王様に。エッジも王様になって側近に説教される図。どうやら女の尻を追いかけているみたいですが、やっぱりリディアが一番なんだって。カインは龍の兜を脱いで金髪を露わにして修行していました。父を超える竜騎士になるまでセシルとローザには会わないんだって。寝とる気かな。セシルとローザは結婚。シドはお世話役。そういえばローザはバブイルの塔から脱出するとき、テレポでの脱出先を「セシルの部屋」にしたんですよね。コイツヤバイ。

FFⅣは最近クリアしたので他のFF記事とくらべて記憶が鮮明ですが、ツッコミどころが満載だしあまり好きな作品ではありません(笑)。やっぱりSFCのFFはⅥが一番好きですね。

ファイナルファンタジーVを終えたので感想


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さて、今回はファイナルファンタジーVの感想です。

Ⅵ、Ⅶと違ってシンプルなストーリーが特徴です。厨二心をくすぐる王道ストーリーですね。
なんといってもジョブシステムの究極形。自由度が高い作品です。
クリスタルは資源エネルギーとして利用されていたのですが、過大な負荷から崩壊の危機に陥ります。世界のバランスを保つ風、水、火、土のクリスタルの崩壊を止めるべく主人公バッツをはじめとして王女レナ、海賊ファリス、記憶喪失の強いおっさんガラフ及びクルルと共に世界を冒険します。

Ⅵ、Ⅶと主人公の成長が大きなテーマだったのですが、今回のテーマは・・なんでしょうか(笑)
ただ、やけに色んなキャラクターが犠牲になりましたね。今回のラスボスであるエクスデスは清々しいほどの悪者。「ファファファ」という笑い声でひたすら空気を読まない。ギードにキレる。

シルドラ、エクスデスと互角に渡り合う亀ギード、最終ダンジョンのギルガメッシュなどなど展開がとにかく熱い!そしてダンジョン名とか、ダンジョン自体も厨二感満載!とくに封印されし12の武器なんて憧れない男はいない!第3世界の登場とあのワールドマップのBGMとかは「ほあぁああ」ってなりました。とにかく展開の熱さはナンバリング随一なのではないでしょうか。

ジョブシステムが妙。ガ級魔法を使えるナイト、召喚士(ゴーレムしか呼ばない)、侍など面白いジョブがたくさん。忍者と弓使いを極めた両手持ちみだれうちは8連続攻撃、勝てない敵はオメガ以外いません!あとラストダンジョンにおける侍の銭投げ、これはすごい。銭投げって全体攻撃技なんでめっちゃ便利。50万ギルぐらい溜まってたのでお金投げまくってラストダンジョン余裕で攻略できました(笑) 

世界観・物語重視の私としてはストーリーという意味では、少し物足りなさを感じたのですが、展開の熱さや厨二病を煩わせるダンジョン、武器など、やりこみ要素は作品随一と思います。

ファイナルファンタジー初心者が入るにはもってこいのナンバリングだと思います。

ファイナルファンタジーⅥも終えたので感想。

SFCのACアダプタを購入してファイナルファンタジーⅥをプレーしました。IMG_2879

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本作の特徴の一つとしては、使用できるキャラクターが非常に多い!
上段右から主人公(画像右)ティナ、エドガー、ロック、セリス、マッシュ、カイエン
下段右からセッツァー、ストラゴス、リルム、シャドウ、ガウ、モグ
これら以外にも、モグの手下(?)雪男のウーマロや、ものまね師ゴゴも仲間にできます。

ここからはあらすじです。

意志を操作され、魔導アーマーに乗せられたティナは、世界を牛耳る帝国ベクタの兵士ビックス・ウェッジらと共に幻獣の回収のため、炭坑都市ナルシェの奥地へと向かう。ついに幻獣と対面したティナ達だが、幻獣とティナが共鳴し、ビックス・ウェッジらだけが別次元に消されてしまう。。

トレジャーハンター(泥棒)のロックに救出されたティナは、帝国ベクタに歯向かう組織リターナーの庇護下で目を覚ます。エドガーが軽い気持ちで口説いたことが契機で、ティナは「愛するとは何か」ということに疑問を抱き始める。そんな中、リターナーと共に、幻獣を利用して世界支配を目論む帝国ベクタから世界を救うべく、ティナは戦うことを決意する。

帝国ベクタ唯一のぐう聖将軍レオ将軍、犬のインターセプターをこよなく愛する殺し屋シャドウさんの言葉を受け、「愛するとは何か」の鍵を少しずつ紐解いていく。そんな中、魔導を注入され、心が壊れた造り物多重人格ケフカが幻獣のバランスを壊して世界を破壊してしまいます。散り散りになったティナたちは再び集結し、世界を救うことができるのか。。

以上が話の流れですね。私が先日クリアしましたファイナルファンタジーⅦも自分探しが一つのトピックスだったのですが、ファイナルファンタジーⅥの主人公ティナもまた自分の存在意義、何故戦うのかを模索しながら闘い続けます。辿り着いた結論は「自分の守りたいもの(サマサの村の子どもたち、カタリーナの赤ちゃん)」を守るために私は戦う!というものでした。世界崩壊後に行き着いたサマサの村で出会った子どもたちに愛されて、愛というものを知ったのですね。

ここからは感想です。
1.源氏の小手+皆伝の証ロックが最強すぎる。手に入るのがおそすぎるエクスカリバー、アルテマウェポンでみだれうちするだけでケフカとその下のよく分からんボスたちもイチコロ。

2.世界崩壊後のワールドマップのBGMが絶望感たっぷり。正直、妖星乱舞よりも好き私は適当な魚を与えてシドを殺しちゃったので、絶望まみれのセリスがワールドマップに立った時「行く宛もなく」という感が漂うあのBGMは高揚しました。ちなみに世界崩壊後の炭坑都市ナルシェはデフォがあのBGMになってますね。あと魔大陸のBGMも好き。FFⅥは名曲まみれ。

3.スリースターズ+ソウルオブサマサのトランスティナが最強すぎる。アルテマ、ケアルガやりたい放題。苦戦することができない。ただ、ブラキオレイドスが強すぎる。あいつのアルテマ容赦ない。

4.ケフカ弱い


FFⅣ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷとやってみて。。。

よくFFの掲示板では「FFはⅤが最高」という声をよく耳にしますが、私はそうは思いません。正直どのような世界観を好むかによって何が面白いと思うかは変わります。人それぞれです。本当に。FFはどの作品も異なった世界観ですから。人によって好き嫌いが分かれるナンバリングも多いでしょう。ファイナルファンタジーを始めるにあたって、こういう掲示板を参考にしないほうが良いでしょう。思い出補正で近年の作品を叩く声が目立ちますが、ファイナルファンタジーⅦ以降の作品だって面白いです。自分がやりたいシリーズをやることが一番でしょうね。

ファイナルファンタジーⅦを終えたので感想

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とりあえず就活の山場を越えたので、兼ねてよりプレーしたかったファイナルファンタジーⅦをスマートアプリ向けで購入。PS2のACアダプタとAVケーブルが行方不明だったのでやむを得ずアプリ。

星の命「魔晄」という資源を用いて欲望を叶え続ける「神羅」と、星の命を救うという大義で破壊活動に勤しむ「アバランチ」との衝突から物語が始める。主人公クラウド・ストライフは自称元ソルジャークラス1stとしてアバランチに雇われていた。

クラウドは巨乳美人系の嫉妬系幼馴染ティファの紹介でアバランチに入ったんですね。そこにはティファの「クラウドがクラウドであってクラウドでないかもしれない」という懸念があった。

というのもクラウドは、宝条というマッドサイエンティストのオナニー実験によって、親友ザックスの記憶が混ざっていたので、ザックスとティファしか知らないことをクラウドが知っていたということで、ティファは疑念を抱いたと(実のところクラウドもザックスとティファの現場にいたのでここに関して矛盾はない)。

クラウドはセフィロス(祖先ジェノバ)の細胞を埋め込まれ、たびたびセフィロスの都合のいい操り人形と化し、世界崩壊の引き金となってしまう行為をしてしまう。

自身の記憶の葛藤、本当は弱い自分、セフィロスとの闘い、エアリスの死、数々の苦難がクラウドに立ちはだかった。ティファやアバランチのリーダーバレット、エアリス等様々な仲間に支えられ、自身が引き金となってしまった「メテオ」の衝突を止めるべく、セフィロスを倒し、エアリスが命を賭して吹き込んだホーリーの発動を目指す。。

非常にストーリーが長いのでだいぶ端折ったが、一概にクラウドの成長ストーリーとは言えない複雑なものが絡み合う世界観だった。

クラウドが女装して、コルネオというユフィとタークスのイリーナを犯そうとしたドスケベの懐に潜り込んだり、ゴールドソーサーのミニゲームが力が入ってたり、スキーゲームがあったり、ビンタかまし合うミニゲームがあったり、スクワットの回数でバトルするミニゲームがあったり、本編とそれた所でコミカルな要素も多かったのが個人的に印象が残る。

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6番街から壁をよじ登り、電線を伝って神羅カンパニーに侵入するところは個人的にかなり盛り上がった部分ですね。プレジデント神羅殺害時、宝条の暴走阻止時と2度に渡って神羅カンパニーに殴り込むシーンがありましたね。ミッドガルが舞台のところはいやはや盛り上がった。

あとセフィロス、非常に弱い。というかインターナショナル版では追加要素として「ルビーウェポン」「エメラルドウェポン」と戦うことができるのですが、コイツらめっちゃ強い。ラスボスより遥かに強い。クラウドのみだれうちアルテマウェポンを2回やってしまえば簡単に倒せる。片翼の天使の「ベニベニベニアス ネメモリ ファチアス」までいかないで終わってしまう。

。。。。

さて、グダグダとプレーしたゲームの要素の感想はここまでにして、ここから管理人の「劣等感」的感想に参ります。

ティファはどうしてクラウドにゾッコンだったんでしょうか。確か幼少期からクラウドはプライドが高く引っ込み思案で、強いわけでもなかった。給水塔での約束以来ソルジャーを目指してニブルヘイムを去ってしまって以降もずっとクラウドのことを気にかけてたみたいですね、ティファ。もちろんニブルヘイムに恋愛対象に成りうる男がいなかったのもあるんでしょうけど、どうしてティファはクラウドを好きになってたんでしょう。後々クラウドは大変頼りがいのある男としてティファと再会したわけですけど、ライフストリームに落っこちたときでもクラウドクラウド言ってたぐらいなんで、幼少期からクラウドにそういう男らしさみたいな魅力を感じてたんじゃないでしょうか。
幼少期クラウドで言えば、僕と似た性格です。なぜクラウドはティファに愛されたんでしょう、クラウドを良く思ってくれたんでしょうか。自分には、自分らしさを受け入れてくれる人なんていないので、少しばかり「ご都合主義だ」と批判的になってしまいました。飾ってもありのままでいてもクラウドを受け入れてくれるティファの存在は、本当に羨ましいですね。。




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